2018年3月25日日曜日

「おいしいものには理由がある」を読み始めた

家ではいつも奥さんがご飯を作ってくれる。自分は滅多に作らない。結婚されているご家庭はほとんどがそうなのだと思う。自分では作らないから、食材について国産なのか、有機栽培なのかとか考えたことはあまりない。
この本は冒頭、卵の生産にどんな方法があるかが書いてある。そして、放し飼い(平飼い)をしている農家さんに実際に訪れて、えさについて、土についてなど卵の色や味がいろんな条件によって変わる事が書かれている。
このように、卵一つとってもいろんな生産方法があるのだとうすうす感じていたことがはっきりと示される。そして流通面、安全面、経済性、生産性、環境面、味等々これがベストとはなかなか断言することは難しい。
利用者とすれば、安全で、安くて、おいしくて、環境にもやさしくて、生産者さんも利益が取れてとすべてOKな物があればそれが一番だと思うが、これが簡単ではないようだ。
卵だけでなく普段我々の食卓にあがる食材の種類は無数にある。肉、魚、野菜、加工品等それぞれに歴史があり、今に至っている。そこには数知れない苦労や、知恵がつまっているのだと思う。その中の一端でも垣間見ることで、普段の食生活がずいぶん変わって見えるのではないだろうか。自分はハムが好きなので、生産者さんのところに見学に行ってみたいと思う。近場で探してみよう。